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介護士の腰痛

介護士に限らず、介護を行っている人は、被介護者の移動(ベッドから車いすや便座への移乗時の介助)、入浴、トイレ、おむつ交換、体位変換(床ずれを防ぐために体位を変えること)、着替えなどが頻繁にあり、前傾姿勢・中腰・腰をひねるといった動作を日常的に行っています。そのため腰への負担はどうしても大きくなり、腰痛を引き起こしやすくなっています。

ただ、介護士の腰痛には他にも要因も考えられます。例えば体格の問題です。女性が男性を介護する場合、どうしても体重差、というものが出てきます。

他にも、毎日介護していることによる筋疲労により、腹部・下肢の筋力が弱ってしまい、腰への負担が増えてしうこともあります。

介護する側の身体状況(筋力、体力)は、腰痛の発症リスクに大きく影響しています。

また、介護をしている施設や家屋の構造も、腰への負担増につながる恐れがあります。

「浴槽の縁やベッドの位置が高すぎる」「トイレが狭い」といった場合、不自然な姿勢を余儀なくされ、腰痛の危険性はさらに高まることになります。

さらに、経験が浅いと正しい技術を身に着けておらず、そのことが腰痛につながることも多くあります。ほかにも、職場の人間関係が悪いなど介護士が社会的心理的ストレスに直面していると、腰痛を発症・悪化しやすくなります。

 

財団法人「社会福祉振興・試験センター」が行った調査では、介護福祉士が職場を辞めた理由として「腰痛」を挙げている人の割合は14.3%に上りました。「職場の人間関係」(24.7%)や「収入が少ない」(23.5%)などの一般的な離職理由だけでなく、「腰痛」という介護特有の問題で辞める介護福祉士が少なからずいます。

 

介護士の腰痛の原因で多いのが、大殿筋、大腰筋、広背筋や首の筋肉といった、身体を支える筋肉の疲労です。

そのため、日常的にこれらの筋肉のケアを行うことで、腰痛の予防にもつながります。

介護現場では体を酷使するため、腰痛のためというのはやむを得ない退職理由と言えます。

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