思い違いや勘違いを、したことはありますか?
私も時々、思い違いや勘違いをしていて、焦ったことがあります。
腰痛についても、思い違いや勘違いをしている方が多くいます。
それは、、、
こんにちは。
名古屋の慢性腰痛専門整体院
プロビス整体研究会の榊です。
本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。
腰痛の原因として、
「骨がゆがんでいて神経が圧迫されているから痛い」
と勘違いしている方がいます。
しかし、神経は痛みを伝えますが、痛みを感じることはありません。
骨にも痛みを感じる感覚器はありません。そのため骨や神経は痛みを感じません。
骨や神経が痛みを感じるのは、骨や神経を包んでいる筋膜がゆがんだり、傷が入ったことが原因です。
そのため、椎間板ヘルニアでよく言われる「神経が圧迫されて痛い」ということも根拠がありません。
つまり腰痛の原因は神経の圧迫が原因ではありません。
同様に、筋肉の衰えも腰痛の原因にはなりません。
腰痛の原因は筋膜のゆがみが原因です。
椎間板ヘルニアも同じです。
また、筋膜がゆがむ理由には、2つあります。
1つは、筋肉には、急激に引っ張られた時や無理な力が加わった時や、椅子に座りっぱなしなどの持続的に筋肉に負担がかかった時に、損傷から守る為に反射的に収縮する、伸張反射と言う、「縮んで守れ」というシステムがあります。
驚いた時や恐怖を感じた時、身体が「ビクッ」と反応したり、身体が縮こまりますよね。これがその反応です。
つまり、筋肉が硬くなるのは、「筋肉を守る仕組み」です。
筋肉の中には、筋紡錘と呼ばれる、筋肉の伸縮度を感知するセンサーがあります。
このセンサーには、筋肉を保護する機能が備わっています。
例えば、誰かに急に腕を取られ、引っ張られたとします。筋紡錘は、このように過剰に筋肉が伸ばされた状況をいち早く察知し、この情報を脊髄に送ります。脊髄から筋肉に「縮んで守れ!」という信号を送り、筋肉は瞬間的に縮むことで、断裂などの損傷から身を守っています。
脳まで信号を送って判断すると時間がかかってしまうので、このような緊急の場合は、筋紡錘の判断だけで筋肉を縮めます。
これが伸張反射で、脊髄反射とも呼ばれています。
もう1つが、もう1つは仕事への不満や周囲のサポート不足、人間関係の問題など、さらに痛みへの不安や恐怖といったストレスが脳の不具合を起こす場合です。
伸張反射やストレスで脳が不具合を起こした時に、筋膜に負荷が長時間に渡ってかかる時ゆがみが作られます。
ぎっくり腰はこの反応が原因で、急激に筋膜が歪んだことによって起こります。
ストレスが強いと、身体の重心が崩れてぎっくり腰になりやすいということも分かっています。
特にストレスが溜まっていたり、睡眠不足、栄養状態が悪いと、筋膜はゆがみやすくなります。
また、ゆがんでいる筋膜が増えると、他の正常な筋膜への負担が増え、正常な筋膜も巻き込んでゆがみは増えていき、腰痛も強くなっていきます。
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